薬剤師の豆知識特集

 

TOP > 薬剤師と医療業界とマイナンバー制度

薬剤師と医療業界とマイナンバー制度

マイナンバー制度

最近では、マイナンバー制度について多くの国民が興味や関心を持っています。マイナンバー制度とは、国民一人ひとりに付けられる番号のことをいい、 この番号を通じて国民年金や厚生年金などの年金や健康保険、税金の納付状況を管理する制度を言います。これまでこうしたマイナンバー制度がなかったため、 各制度毎に管理がされていたため、非効率に管理がなされていた側面も見受けられました。

医療業界にもこのマイナンバー制度の導入が検討されています。具体的には総合合算制度といい、この制度は、@障害福祉A介護B子育て C医療の4つの分野の利用料の合算総額の上限を各世帯毎に設定して、患者はこの上限額を超えた場合以降には受診時に、そのときの利用料の負担はしなくても良いという制度のことです。

この総合合算制度により、医療費が仮に高額になっても支払うのは自己負担限度額まででよいものとなったり、 年金手帳や健康保険証などマイナンバーカードのみで活用することが可能になるメリットがあります。仮に医療業界や薬剤師の世界でこのマイナンバー制度を活用した場合、 いろいろなメリットがあります。

例えば、各医療機関が有しているある個人の電子カルテをマイナンバーで一括管理できるようになると、その個人がどの病院に行ったとしても、 その病院の医師や薬剤師は簡単にその個人のこれまでの医療記録を確認し、薬剤師の場合だと適切な薬を処方することが可能になります。 これまでは、各医療業界でバラバラに保有していた情報がマイナンバーを通じて繋がることから医者や薬剤師にとっては患者に対する医療管理が非常にやりやすくなる一面を有しています。

また、こうして効率的に医療を行うこととは別に、マイナンバー制度の導入によって大きく進歩することがあります。 それは薬の適正使用とそれにかかる医療費の削減と言う点です。これまではバラバラにカルテが保有されていたため、 医療機関の違いにより同一の症状を持つ患者に対して薬を重複して処方していたケースがありましたが、マイナンバーの実施によりこうした薬の処方の重複をする可能性が激減されます。

また、過去の医療記録を見てその患者が避けるべき薬も見つけることができるようになります。また、こうして薬の処方回数や処方量を減らすことにより、 医療費の削減も併せて行うことが可能になります。これまでできなかった医療上及び治療上の無駄削減をすることがこのマイナンバー制度で可能になります。

 

© Copyright 薬剤師の豆知識特集 All rights reserved.