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薬剤師と薬の歴史

歴史

薬剤師と言う仕事はその歴史が比較的に古いといわれています。
もともと東洋では、薬自体が医療の中心であったことから、薬剤師と医師の間に明確な区分は無かったといわれており、 明治時代にヨーロッパを中心とした西洋から近代医療が入ってくるようになり、日本では昔からの医薬同一の医療体制を整えるため、 ドイツの医療制度を参考にして今から140年前の1874年(明治7年)に近代的な医療制度が整えられました。

このときに医師が薬を作ることは禁じることも整理され、これまで日本がとってきた医薬同一の医療制度の歴史から大きく歴史的な路線変更がなされることになりました。 この時こうした取り決めを行った政府は、医師と薬剤師の分業を一気に進めていきたいと考えていましたが、薬剤師が不足したことにより、医薬分業を取り決め後も、 医師が薬剤師の代わりに薬を調剤せざる得ない状況が続きました。
また、市販の薬を買うより、医師に処方してもらったほうが安価で薬を購入できることもこうした流れを促進させました。

しかしながら現在は高齢化社会が進んだことにより国民全体の医療費が増大されたことにより、薬の過剰配布を防ぐことを目的に処方箋料金の増額やかかりつけ薬局の推進により患者にとって必要のない薬を処方しない ような体制が進んでいます。また、医薬分業も進み、現在は医薬分業率は約60%を超えた状態になっています。

薬剤師の歴史の中で、薬剤師試験の変遷もその歴史の中で重要なものといえます。薬剤師になるには、国家資格である薬剤師試験に合格しなければなりません。 この試験を受けるには大学薬学部などで6年間薬学に関する講義や実験などに参加しなければなりません。
2005年以前に大学薬学部に入学した人は4年間の在学でよかったのですが、2006年以降に大学薬学部に入学した人は6年間在学しなければなりません。

こうした試験制度の歴史的な変更の理由として、医療技術が以前と比較して大幅に向上したことや、医薬分業の進展により、 より高い能力や志を持った薬剤師が社会的に求められるようになってきたといわれています。 そのため、これまでと比較して薬剤師希望の学生にとっては、この職業に付くことは難しくなったといえます。一方で、医療技術や薬学技術の飛躍的な向上により、 これまで以上に充実した薬剤師としての職業生活や患者のために能力や技術を活用できるようになってきたともいえます。

 

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